国際即戦力育成インターンシップ  @アジア

経済産業省委託「国際即戦力育成インターンシップ事業」に参加するメンバーが、アジアの生の情報をお届けします!

インドネシア チカランから(文化等)

Salamat sian!

 

今回の学生インターンメンバーでは唯一のインドネシア派遣の関です。

私はいま、PT. JAC Indonesiaという人材紹介の会社でインターンをしており、西ジャワのチカランにあるカラワンオフィスに勤務しています。日本ではJACリクルートなどより知名度が劣りますが、ここインドネシアでは人材紹介最大手の地位を築いています。

 

私はここで、候補者情報を日本人クライアント向けに作成したり、営業先開拓のため新たに進出した日系企業を調べたりしています。たまに営業先に同行することもあります。

この仕事のよいところは、人材紹介ビジネスの特性上、こちらに進出している企業のことや、人材採用における悩み、給与相場などがわかることです。とくに私は首都ジャカルタではなく、日系企業が数多く進出している工業団地のなかに位置するオフィスでの勤務となったため、工業団地について知れるのは興味深いです(反面ジャカルタの便利さや娯楽が羨ましくなりますが…)。

 

ここチカランでの生活や工業団地についても書きたいところですが、今回のテーマは文化ということで、インドネシアの文化について少し紹介します!

 

インドネシアの特徴といえば、まずイスラームでしょう。

インドネシアでは2億5千万の人口のうち88%がムスリムとされており、中東の国々を大きく上回って世界最大のムスリム国家となっています。

 

イスラームでは1日5回お祈りがあり、朝一番のお祈りは朝4時半ごろに行われます。本当にみんながお祈りしているかは不明ですが、街のあちこちの寺院でお祈りの音が朝から流れてきます。また、ムスリムの成年男子には金曜日の礼拝を集団で行うことが義務とされており、金曜日は昼休みが長くなります。このときはドライバーもお祈りに行くため、ビジネスにおいてはスケジュールに気を使います。

 

イスラームは食生活にも大きく影響を与えています。もちろん豚肉・アルコールは禁止で、大手ハンバーガーチェーンでも豚肉メニューはありません。初めてオフィスに来たとき、共用の冷蔵庫や電子レンジに豚肉を入れると、機械ごと買い替えなければならないから注意するようにと言われたのはちょっとびっくりしました。食について余談ですが、インドネシア人は辛い物、特にチリソースが大好きです。ほぼどのレストランにもケチャップのような赤いボトルがありますが、チリソースです。

 

服装について言えば、人にもよりますが、女性は肌を露出するような服を控えヒジャブ(頭を覆う布)を着用する人が少なくないです。インドネシアでは女性の社会進出が目立ちますが、その影響もあってかファッション性の高いヒジャブも目にすることができます。

それから、インドネシアの衣装といえばバティックは外せません。日本では「ジャワ更紗」とも言われている、ろうけつ染めの布を使った服です。ただし、本格的なろうけつ染めは価格も高いため、最近ではプリントのものも普及しています。バティックは正装扱いなので、スーツがなくてもバティック一枚でOKです。金曜日は積極的にバティックを起用という「バティックデー」とされ、多くの人がバティックを着用しています。

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(金曜日のオフィスにて。この日はコンサルタントの一人とお別れの日でした)

 

ここまでイスラームからくる文化を中心に紹介しましたが、まだまだ書き足りませんね。

「キラキラ文化」(日本語で「だいたい」という意味で、時間や注文などにアバウトなこと。時間にルーズなことを表現した、「ゴムの時間」という言葉も)も文化に入ると思いますし。

まあきりがないのでこの辺で終わります。最後に、インドネシアに来ればおのずと体験できる!ということでインターン先の宣伝をしちゃいます笑。

JACは、日本からインドネシアへの転職も強力に支援しています。インドネシアで働くことに興味があればJACへ! (こちらのブログにもたまに投稿しています)

http://jacid.exblog.jp/i4/