国際即戦力育成インターンシップ  @アジア

経済産業省委託「国際即戦力育成インターンシップ事業」に参加するメンバーが、アジアの生の情報をお届けします!

バングラデシュ・チッタゴンより

バングラデシュのチッタゴンに派遣されております斉藤です。

 

この街は首都ダッカに次ぐ人口を誇る第二の都市で、国内最大の貿易港を有する港湾都市としての顔を持ちます。私はこの街の商工会議所でバングラデシュの産業や貿易業務を各機関に出向きながら包括的に三ヶ月間学ぶ予定です。

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私の派遣先、The Chittagong Chamber of Commerce and Industry 上層階は未だ建設中でバングラデシュ初のWorld Trade Centreになる予定。

 

 

派遣されてから一、二週間が過ぎ、同期の他の国に派遣されているインターン生もそろそろ行動範囲が広がって来る頃かと思います。
そこで今回は、バングラデシュでの食生活とベンガル人の温かい国民性について紹介したいと思います。

 

食生活について、意外と思われるかもしれませんが、ベンガル人はすごく紅茶を飲みます。仕事中でも食事中でも本当によく飲みます。しかも毎回砂糖をスプーン3杯以上入れて飲むので、テイストは激甘。午後の紅茶が甘すぎるという方には考えただけで歯に染みるかもしれません。

 

食べ物は大まかに甘めか辛めの二種類と言っても過言ではありません。基本的にどれもカレーの味付けがされておりますが、スパイスの味付け次第で同じ食べ物でも違うテイストを味わうことが出来ます。

 

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バングラデシュの国民的軽食サムサ(奥)、シンガラ(手前) 揚げ餃子のような歯ごたえ。ランチタイムは2時からなので小腹が空いたらつまむ。中身はやっぱりカレー味

 

 

バングラデシュの中でも比較的様々な宗教や人種が暮らすチッタゴンでも、多国籍料理屋を探し出すのは難しく、残念ながら日本食レストランはありません。
次第に慣れてくるとは思いますが、そろそろ日本食の恋しさがピークに達する頃です。我慢我慢…


まだ外国人を見る機会が少ないのか、街を歩けば視線を感じたり時には写真を一緒に撮られたりなんてこともあります。ベンガル人の国民性としては、気さくで人が良く、とても親切にしてくれます。

中でも親日家が多く、日本の国旗を参考にして彼らの国旗が誕生した話は初対面の人には必ず話されます。実体験では、この国の移動手段の一つである自転車型タクシーで私が運転手と値段交渉をしていた時のこと、見知らぬ東洋人が拙いベンガル語で困っていると見るやいなや街のベンガル人がぞろぞろと群がって来て、私の代わりに運転手と交渉をしてくれました。時には当初値切っていた料金より安くなるなんてこともあります! 他にも熱でダウンしていた時には、錠剤を買って来てくれたり、労いの電話やアドバイスをくれたりと外国人に対しても親切な人が多い印象を受けます。

 

 

世界一人口密度が高く、インフラ整備の遅れから住みづらい国に挙げられ最貧国に数えられるなど不名誉な記録の多いこの国ですが、裏を返せば潜在性の高い成長力を秘めた国だと思います。明るくて気さくで優しいベンガル人と共にこの国の経済成長に少しでも貢献出来るよう三ヶ月間これから頑張って参りたいと思います!

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最後に私と上司のAnwarさん。日本の文化に興味津々の気さくな方!